アクロサージ マイクロ波メス
マイクロ波は電子レンジで使われるエネルギーです。
アクロサージはマイクロ波を照射して組織を凝固させながら、剪刀で切離する仕組みの新しいエネルギーデバイスです。
マイクロ波を使ったデバイスとしての特徴
アクロサージは電子レンジと同様の原理で組織を凝固させます。マイクロ波は組織に含まれる水分子(H₂O)に直接作用して、水分の温度を上げることで組織の温度を上げます。
したがってアクロサージは、エネルギーデバイスとして以下の利点を有します。
・水分が含まれる組織であれば、外側でも内側でも均一にムラなく加熱ができる。
・水分に対して直接作用するため、蛋白質の量によるシーリングの差が生まれにくい。
・水分に対して直接作用するため、組織の温度が100度以上に上がらない。また組織の炭化が発生しない。
・ブレード周囲の組織に対する熱の影響が少ないので安全に操作できる。
・ミストや煙が発生しないエネルギーであるため、極めて良好な視野が確保できる。
ハサミ形状の特徴
・薄いブレードでファインな形状のため、狙ったラインを繊細に切離できる。
・薄いブレードでファインな形状のため、膜を拾う等の繊細な剥離操作に有用。
・ブレードの先端までしっかりと切離できる。
・ブレードの側面を組織に接触させてマイクロ波を照射することで、ウージング等の止血操作も可能。
アクロサージデバイス Revo
鏡視下手術向けのデバイス
3種類のシャフト長をそろえて、シャフトは360°回転
アクロサージデバイス Palm
直視下手術に特化したデバイス
直感的な使用感を追求した “マイクロ波メッツェン”
アクロサージデバイス Forceps
凝固・止血能力に特化した鑷子型
先端形状を可能な限りファインに設計
Order Information
アクロサージはマイクロ波を照射して組織を凝固させながら、剪刀で切離する仕組みの新しいエネルギーデバイスです。
マイクロ波を使ったデバイスとしての特徴
アクロサージは電子レンジと同様の原理で組織を凝固させます。マイクロ波は組織に含まれる水分子(H₂O)に直接作用して、水分の温度を上げることで組織の温度を上げます。
したがってアクロサージは、エネルギーデバイスとして以下の利点を有します。
・水分が含まれる組織であれば、外側でも内側でも均一にムラなく加熱ができる。
・水分に対して直接作用するため、蛋白質の量によるシーリングの差が生まれにくい。
・水分に対して直接作用するため、組織の温度が100度以上に上がらない。また組織の炭化が発生しない。
・ブレード周囲の組織に対する熱の影響が少ないので安全に操作できる。
・ミストや煙が発生しないエネルギーであるため、極めて良好な視野が確保できる。
ハサミ形状の特徴
・薄いブレードでファインな形状のため、狙ったラインを繊細に切離できる。
・薄いブレードでファインな形状のため、膜を拾う等の繊細な剥離操作に有用。
・ブレードの先端までしっかりと切離できる。
・ブレードの側面を組織に接触させてマイクロ波を照射することで、ウージング等の止血操作も可能。
アクロサージデバイス Revo
鏡視下手術向けのデバイス
3種類のシャフト長をそろえて、シャフトは360°回転
アクロサージデバイス Palm
直視下手術に特化したデバイス
直感的な使用感を追求した “マイクロ波メッツェン”
アクロサージデバイス Forceps
凝固・止血能力に特化した鑷子型
先端形状を可能な限りファインに設計
Order Information
品番 | 品名 | 規格 | 販売単位 |
---|---|---|---|
ACR-RS15 | アクロサージデバイス Revo S15 | シャフト長 145mm | 1箱 (5個入) |
ACR-RS25 | アクロサージデバイス Revo S25 | シャフト長 250mm | 1箱 (5個入) |
ACR-RS35 | アクロサージデバイス Revo S35 | シャフト長 350mm | 1箱 (5個入) |
ACR-PS20 | アクロサージデバイス Palm S20 | 1箱 (5個入) | |
ACR-FS22 | アクロサージデバイス Forceps S22 | 1箱 (5個入) |
マイクロ波加熱とは
マイクロ波は電磁波の一種です。電磁波は周波数(波長)の違いによりX線、紫外線、可視光線、赤外線、電波などに分類されます。マイクロ波は永久双極子である水分子に直接作用して、双極子回転という現象を引き起こします。双極子回転は一般的に誘電加熱と呼ばれるメカニズムであり、身近な所では電子レンジで使われています。電子レンジで発生している双極子回転は1秒間に24億5000万回 (2.45GHz) という高速回転であり、回転する分子は他の分子を押し引き、衝突して、エネルギーを隣接する分子・原子に分配します。このように分子が撹拌されると、水分を含む物質の温度が上がります。
従来加熱では被加熱物の表面から熱エネルギーが内部に拡散伝達されて温度上昇します。また熱エネルギーを伝達するために、目的とする被加熱物の達成温度よりも高温の熱源を必要とします。マイクロ波加熱ではマイクロ波が浸透できる被加熱物であれば全体が発熱しますから、熱エネルギーが熱伝導などにより拡散する時間が無視できます。したがって高速加熱が実現できます。加えて被加熱物の全体が同時に発熱するので、均一に加熱することができます。
また対象とする被加熱物を選択して加熱することができます。電子レンジに例えると、耐熱ガラス(ホウケイ酸ガラス)のマイクロ波吸収電力は水の3000分の1しかないので、耐熱ガラス容器の中の水だけが加熱されます。
マイクロ波加熱は起動も停止も瞬時にできます。また、マイクロ波の出力調整により被加熱物内で発生する熱エネルギー量を制御することができます。